カナダ留学顛末記

ノートは荷物が増えるのでブログにしました

【カナダ留学】留学に向けての勉強

留学1~2カ月前から渡航を意識し、始めたことがある。

1 英語力を上げる

2 日本について知っておく

3 海外について知っておく

これらを目的に読んだ本の紹介。

 

1 英語力を上げる

留学が決定してからすぐに、英語力を上げる必要性はひしひしと感じ始める。たとえば大学の入学手続きやメールのやり取りは当たり前だけど全て英語だ。慣れない英語の教科書で講義を受け、課題をこなすことを想像すると、活字に慣れておくことも必要かなと思い、まずは文学小説から。

読んだ本① The Great Gatsby / F・Scott・Fitzgerald 

華麗なるギャツビー(偉大なるギャツビー)。2013年の映画でストーリーを元々知っていたこともあるが、かなり読みやすいストーリー。最後の方になると、英語ならではの描写や表現がすごい。

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読んだ本② The Catcher in the rye / J.D. Salinger

ライ麦畑でつかまえて。最初、たまたま家にあった翻訳本を読んでみたら意味がわからず第1章で挫折。ところが原文はスラスラ読めた。ストーリーが淡々としているのと、口語的な文章が多い。読み終わってみたら流石ベストセラー、その良さを実感。

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読んだ本③ 1984 / George Orwell

1984年。この中で1番難しかった。文章自体は読みやすいしストーリーも面白いけれど、中盤の引用部分がなかなか頭に入ってこなくて何度も読み返した。世界観が似ている「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(Do Androids Dream of Electric Sheep?)」も読んでみたい。

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  読んだ本④ Of Mice and Men / John Steinbeck

二十日鼠と人間。会話が多い分、話し言葉や略が多い。「エデンの東(East of Eden)」が映画も好きなので読みたい。

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読んだ本⑤ The Old man and the Sea / Ernest Hemingway 

老人と海。短くて本が薄いので持ち運びに便利だった(笑)会話が少ない分、地の文の表現に慣れる。

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2 日本について知る

日本人以外の人と話していると、大抵日本のことを聞かれる。よく考えてみると、私って日本のことあまり知らない。恥ずかしながら一般常識(教養)は割と乏しいまま成人してしまったため、これを機に慌てて勉強し始めた次第である。

読んだ本① 日本外交の論点

複数の著者がいくつかのテーマについて書いた本。安全保障や経済、北朝鮮拉致問題など。細かくテーマが分かれているので、興味に合わせて読める。

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読んだ本② 人間の基本

著名な作家、曽野綾子さんの随想。自分が留学前だからか、海外経験豊富な著者の視野の広さが勉強になったし、改めて現代の日本について考えるきっかけになったと思う。

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読んだ本③ 人間失格 / 太宰治

日本の有名な文学作品も改めて読んでおいた。

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3 海外について知る

正直、知らないことは、なにそれ教えて!でいいんじゃないかとも思うけれど、あまりに相手の国や文化について知らないのは話が広がらないんじゃないかな〜と思い、少しお勉強。

 読んだ本① 池上彰の世界の見方 アメリカ: ナンバーワンから退場か

カナダに行くのにアメリカかよ!って感じだけれど、講義形式なので読みやすいし、事実が分かり易い。日本とアメリカの関係についていろいろな視点で書いてあった。賛否両論あるけれど、説明がわかりやすい人の話は取っつきやすいのだ。

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読んだ本② 1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365

1ページに一つの事柄の説明がまとまっていて、

月曜日:歴史

火曜日:文学

水曜日:視覚芸術

木曜日:科学

金曜日:音楽

土曜日:哲学

日曜日:宗教

となっていたので、歴史と宗教を中心に。他は興味のあるテーマをさくっと。

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読んだ本③ 灰色の輝ける贈り物 / アリステア・マクラウド

読んだ本④ 冬の犬 / アリステア・マクラウド

留学先からほど近いカナダの島、ケープ・ブレトン島を舞台にした短編集2冊。自然豊かな描写と親子の物語が素敵な本だった。帰国後は同著者の長編作品を読みたいと思っている。

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以上、合計13冊。

中でも特に、いわゆる古典文学と呼ばれる作品群は小説や映画で当たり前のように引用されるため、英語力以前に読んで良かったと感じる。

また渡航先を舞台にした小説は、その地域の歴史や自然環境を知り、人々の生活を想像させるためモチベーションにもつながった。

留学先の大学でも図書館を存分に活用して、専門書などにも慣れていきたい。