【カナダ留学】日本人から見た日本の文化と歴史
日本の文化や歴史の認識において、
日本人同士でもかなり違った意見があることを知った。
カナダの文化や歴史を学ぶ授業で、
それぞれの留学生の国の歴史や文化について
先生が尋ねたことがある。
先生が他の日本人に「日本はどう?」と聞いたところ、
彼女は
「日本は小さな島国で、他の地域から文化を変えられたり、
歴史的に影響されたことはない。」
と答えたので驚いた。
私自身もあまり歴史などに詳しいわけではないけれど、
「日本はかつて、中国から文化や政治を取り入れ、
鎖国時はオランダと交流し、
第二次世界大戦後はアメリカによって新しい文化とシステムが確立された」
ことを簡単に話した。
日本人にとって日本は「単一民族」という見方は確かに一般的だ。
しかし、そこには消えかけている文化や民族があり、
またマイノリティとして日本で生きる人々もいる。
これほど同じ「小さな」島国出身でありながら、
自国の文化や歴史に対して意見が分かれるのは
日本人だけかもしれない。
この数分のやり取りを通じて、
日本についての自身の不明瞭な知識を自覚した。
ところで、
私が「アメリカによって~」という話をしたところ、
カナダ人の先生が
「私たちはアメリカ人じゃないから安心してね(笑)」
と言っていた。
カナダ人にとっての誇りは
「アメリカ人じゃないこと」
というミームがあるらしい(笑)